平成22年度日本教職大学院協会シンポジウムを開催しました

 日本教職大学院協会(会長:加治佐哲也兵庫教育大学長)は,12月12日(日)「教員養成・研修の高度化と教職大学院の在り方~4+α,専門免許の行方は~」をテーマに平成22年度シンポジウムを学術総合センターにおいて開催しました。

 今回は,教員養成制度改革に関する検討が進められている中,新しい教員養成(4+α)の中での教職大学院の役割等について議論を深めるとともに,教職大学院の修了生等による教育研究の成果発表や実習の現状等に関する発表を通して情報交流を推進し,教職大学院の発展・充実につなげることを目的に開催し,教職大学院関係者,教育委員会関係者,学校関係者など約350名が参加しました。

 当日は,午前中,鈴木寛文部科学副大臣による基調講演「教員免許制度改革と教職大学院への期待」があり,午後には,加治佐哲也会長並びに村松泰子日本教育大学協会長,木村孟全国都道府県教育委員会連合会長及び梶田叡一前日本教職大学院協会長の3名の来賓による挨拶の後,修了生及び在学生が参加するFD発表「教職大学院における実習の現状と展望―ストレートマスターが語る成果と課題―」,次いで田村哲夫氏(中央教育審議会副会長),矢口徹也氏(早稲田大学副学術院長),青山彰氏(全国高等学校長協会長),
岡島真砂樹氏(日本教職員組合教育文化局長)の4氏をパネリストに迎え,新しい教員養成における教職大学院の役割等についてパネルディスカッションを行いました。また,特別会議室において午前中から教職大学院修了生及び在学生による「教職大学院における学修の成果」に関するポスターセッションが行われ,多くの参観者があり発表者との間で活発な質疑を行う様子が見られました。

 シンポジウム終了後には会場を如水会館に移して情報交換会を開催し,文部科学省磯田文雄高等教育局長ほか文部科学省関係者も参加される中,終始和やかかつ活発な交流が行われ,今後の協会活動の発展に期待を寄せつつ閉会しました。

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