協会について

会長あいさつ

 今年度から兵庫教育大学長に復帰したことに伴い、日本教職大学院協会会長を再び務めることになりました。どうぞよろしくお願いします。

 教職大学院は制度創設10年を経て全国に設置されるに至りました。「普遍的な制度」となったことで、これまで以上に、エビデンスによる教職大学院の成果の可視化が求められます。併せて、各教職大学院は個性化・特色化に取り組むべきです。個性化・特色化を競うことにより、教職大学院制度の魅力と発展可能性が高まります。厳正な基準による質保証とともに、「出る杭」がなければ制度は成長しません。現在進行している教科教育分野を取り込んだ教職大学院の拡充は、その大きな契機となっているのではないでしょうか。

 教員養成大学・学部の連携・再編・統合が待ったなしです。これは国立・公立・私立のすべてに関わります。第10期中教審の教員養成部会に二つのワーキングが設けられ、「フラッグシップ教育大学」の具体化と教職課程の共同設置の進め方の検討が始まろうとしています。その中で教職大学院が相当の位置を占めることは間違いありませんが、教職大学院の将来に大きな影響を与えることも確かです。協会長として、この論議に相応の役割を果たしたいと考えています。

 Society 5.0 に向き合わなければなりません。AIやICTの発達によって、子供たちの多様なニーズや課題に対応した、個別最適化された学びのスタイルが実現するといわれています。自ずと教師に求められる役割と能力は、これまでの常識とは大きく異なるものとなるでしょう。教職大学院こそがこの研究に率先して乗り出すべきです。

 教職大学院の数は格段に増えました。また、100名を超える入学定員の大規模教職大学院がいくつも設置されています。ところが、会長大学、事務局、専門委員会などの協会の運営体制は、25大学で発足した時から基本的に変わっていません。現状に適した運営体制に改めることも本年度の検討課題と考えています。


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