平成24年度日本教職大学院協会シンポジウムを開催しました

 日本教職大学院協会(会長:加治佐哲也兵庫教育大学長)は,12月9日(日)「新しい教職大学院の在り方を考える -教職大学院の拡充・発展に向けて-」をテーマに平成24年度シンポジウムを学術総合センター(東京都千代田区)において開催した。

 今年のシンポジウムは,今年8月28日に出された中教審答申や文部科学省の協力者会議の動向を踏まえ,教員養成の修士レベル化の中核となることが期待されている教職大学院の拡充方策について検討を行うことを目的に開催し,文部科学省,教職大学院関係者,教育委員会関係者,学校関係者など約280名が参加された。

 当日は,加治佐哲也会長の挨拶及び村松泰子日本教育大学協会長,高野敬三東京都教育庁理事(比留間全国都道府県教育長協議会会長代理)による来賓挨拶の後,文部科学省板東久美子高等教育局長による基調講演「新しい教職大学院の在り方を考える」が行われた。

 午後からは,藤原章夫氏(文部科学省初等中等教育局教職員課長),高橋香代氏(岡山大学大学院教育学研究科教授・岡山県教育委員会教育委員長),長島啓記氏(早稲田大学教育・総合科学学術院教授),熊木崇氏(東京都教職員研修センター指導主事)の4氏をパネリストに迎え,「新しい教職大学院の在り方を考える」をテーマにパネルディスカッションが行われた。

 さらに,平成24年度文部科学省大学間連携共同教育推進事業に採択された愛知教育大学と兵庫教育大学から大学間連携の取組についてプレゼンテーションが行われ,教員養成における先進的な大学間連携の紹介が行われた。

 また,特別会議室において,教職大学院院生や修了生による「教職大学院における学修の成果」に関するポスターセッションが行われ,多くの参観者のもと発表者との間で活発な質疑を行う様子が見られた。

 シンポジウム終了後には,会場を同センターの食堂に移して情報交換会を開催し,高等教育局大学振興課教員養成企画室栢森専門官ほか文部科学省関係者が参加される中,終始和やかかつ活発な交流が行われ,今後の協会活動の発展に期待を寄せつつ閉会した。

開会の挨拶を行う加治佐哲也会長

基調講演をされる板東高等教育局長①

基調講演をされる板東高等教育局長②

パネルディスカッション(コーディネーターは米田豊事務局長(左))

藤原章夫氏(文部科学省初等中等教育局教職員課長)

高橋香代氏(岡山大学大学院教育学研究科教授・岡山県教育委員会教育委員長)

長島啓記氏(早稲田大学教育・総合科学学術院教授)

熊木崇氏(東京都教職員研修センター指導主事)

ポスターセッションの様子

ポスターセッションの様子

情報交換会開会の挨拶を行う文部科学省大学振興課栢森専門官

情報交換会開会の様子(左から,加治佐会長,京都教育大学竺沙教授,早稲田大学長島教授,東京学芸大学勝山事務局長)

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