平成30年度日本教職大学院協会研究大会を開催しました

 日本教職大学院協会(会長:福田光完兵庫教育大学長)は、12月8日(土)、9日(日)の二日間にわたり、「教職大学院の特色ある取組」をテーマとして、日本教職大学院協会研究大会を一橋大学一橋講堂(東京都千代田区)において開催した。

 研究大会の初日は、分科会①「実践研究成果公開フォーラム」を開催し、国立大学教職大学院16校と私立大学教職大学院1校が、各教職大学院における実践的な教育・研究の成果等について発表を行った。当日は文部科学省、教職大学院関係者、教育委員会関係者、学校関係者など約330人の参加があり、活発な意見交換が行われた。

 研究大会二日目は、全体会及び分科会②「ポスターセッション」を開催した。全体会は、福田光完会長の挨拶及び國分充日本教育大学協会長代理、髙岡信也独立行政法人教職員支援機構理事長の来賓挨拶により開会した。その後、柳澤好治文部科学省総合教育政策局教育人材政策課長を講師として招き、「これからの時代に求められる教職大学院の在り方」と題した基調講演が行われた。

 プログラム後半は、筒井茂喜協会事務局次長(兵庫教育大学大学院学校教育研究科准教授)をコーディネーターとして、小久保美子氏(新潟大学副学長)、畔上一康氏(信州大学大学院教育学研究科教授)、森田真樹氏(立命館大学大学院教職研究科副研究科長、教授)、並びに髙瀬淳氏(岡山大学大学院教育学研究科副研究科長、教授)の4氏をパネリストに迎え、本研究大会のテーマである「教職大学院の特色ある取組」について、活発な討論が行われた。

 パネルディスカッション終了後は、吉水裕也協会事務局次長(兵庫教育大学大学院学校教育研究科教授)及び山中一英成果検証委員会委員(兵庫教育大学大学院学校教育研究科教授)から成果検証委員会報告として「成果検証委員会において進行する3つのプロジェクト-2018年度の取り組み」と題した報告が行われた。

 また、全体会と並行し行われた分科会②「ポスターセッション」では、各教職大学院から、優れた学修成果をあげている教職大学院学生や修了生が、ポスターセッション形式により発表を行い、多くの参観者と活発な質疑応答が行われた。

 研究大会二日目は、約510人の参加があり、一日目に引き続き、量的拡大から質的充実への転換期に差し掛かっている中、教職大学院に対する関心の高さが感じられた。

 研究大会終了後には、情報交換会が開催され、終始和やかな雰囲気の中で活発な交流が行われ、教職大学院の更なる発展に期待を寄せつつ閉会した。

開会で挨拶を行う福田会長

柳澤教育人材政策課長による基調講演

フォーラムの様子①

フォーラムの様子②

パネルディスカッションの様子

ポスターセッションの様子①

ポスターセッションの様子②

ポスターセッションの様子③

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